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アルザス名物

アルザス名物を挙げてみましょう!お土産屋さんに行って、まず目につくのは…


陶器と炻器。アルザスでの陶器づくりの歴史は、青銅器時代にまで遡ります。先人たちが大切にしてきた伝統を、次の世代へとつなげています。


アルザスワインをざっくり分けると、赤と白、辛口と甘口。いえいえ、フレッシュで軽やかなワイン、複雑で華やかなワイン、しっかりと濃厚なワイン、香り高くフルーティーなワインなど、その魅力は限りなく深いのです。


アルザスビールは、すっきりと日本人好み。アルザスのレストランやバーに入って、まずはビールを一杯いかがですか。世界的に有名なビールや、通好みのビールもあります。

アルザスのテロワール・気候についても、簡単におさらいしましょう。

アルザス陶器

アルザス陶器

スフレンハイム陶器

色鮮やかなスフレンハイムの陶器。スフレンハイムの陶器業は、紀元前から存在した最も古い工芸の一つ。
アルザスに残る最も古い記述では、1147年、エウゲニウス3世がスフレンハイムの陶器に言及したというのが有名です。スフレンハイムは、中世時代から、陶器業がフランスの中で最も盛んな地域の一つでした。代表的な絵柄は、花、こうのとり、ハート等です。
特徴・使い方:全商品、オーブン、電子レンジ、食洗器に使用できます。調理した後、そのまま食卓に運べます!見た目も華やか。







ベッチュドルフ炻器

グレ、炻器は、元々、脂っぽいもの、水気のあるもの、液体など、多孔質の伝統的な陶器では保存しにくいものを入れるために作られました。17世紀ヨーロッパに広まったこの技術は、特にアルザス地方で発展します。
ベッチュドルフの炻器は、コバルトブルーの絵柄が美しく、油、ワイン、ビール、果物、豆などを入れるのに使われていました。キリストの誕生シーンを表現した「クレッシュ」という小像も有名です。
代表的な絵柄は、花飾り、ざくろの実、鶏、ペガサス、犬等です。


特徴・使い方:食材のにおいや色が移る心配はあまりないため、使い始めの特別なお手入れは特にありません。

アルザスワイン

アルザスAOCワイン

Riesling リースリング

アルザスやドイツで知られる最高級白ワイン用ぶどう品種。豊かな酸味を持ち、辛口から極甘口まで多様なワインを生み出します。

Muscat ミュスカ

ミュスカ・オトネル種とミュスカ・ダルザス種。口当たりのさわやかな、フルーティーでさっぱりとした辛口の白ワインを生み出します。

Gewurztraminer ゲヴェルツトラミネール

ゲヴェルツとは、ドイツ語で「スパイス」という意味。黄金色で、ライチやバラやスパイスの香りを持っています。まろやかで個性的なワインを生み出します。貴腐ワインで成功した品種。

Pinot Gris ピノ・グリ

ピノ・ノワールの変種。スパイシーな香り、蜂蜜のようなこくのある味わいを持ちます。辛口から極甘口の白ワインまで生み出します。

Pinot Noir ピノ・ノワール

植えられた土地の土壌により個性が変わる栽培の難しい品種。あざやかな鮮紅色で、さくらんぼの香りを持ちます。アルザス地方ではめずらしい赤ワインやロゼを生みだします。

Pinot Blanc ピノ・ブラン

ピノ・ノワールの変種。新鮮でさっぱりとした若飲みワインを生み出します。

Sylvaner シルヴァネール

かつてはドイツで最も多く栽培されていた白ワイン用品種。キリっとした酸味と透明なミネラルを感じる辛口ワインを生み出します。

Alsace Grand Cru アルザス・グラン・クリュ

上質指定4品種(リースリング、ミュスカ、ゲヴェルツトラミネール、ピノ・グリ種)のいずれかひとつを使うことが義務付けられているワイン。51の指定小地区Lieux-ditsから生産され、ぶどうの熟度や収穫量などの生産基準を満たすことが必要です。

Crémant d'Alsace クレマン・ダルザス

シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵方式で作られ、酸味のあるさわやかな発泡性ワイン。ぶどう品種は単独、ブレンドの両方が存在します。品種:リースリング、ピノ・ブラン、ピノ・ノワール、ピノ・グリ、オーセロワ、シャルドネ種。

Vendanges Tardives ヴァンダンジュ・タルディヴ

アルザス地方で作られる甘口の遅摘みワイン。ぶどう品種は上質指定4品種(リースリング、ミュスカ、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ種)に限定され、手摘みが義務付けられています。ぶどう果汁の最低糖分含有量が定められていて、ゲヴュルツトラミネール、ミュスカは1Lあたり257g。リースリングとピノ・グリは1Lあたり235g。

Sélection de Grains Nobles セレクション・ド・グラン・ノーブル

アルザス地方で作られる甘口の貴腐ワイン。ぶどう品種は上質指定4品種(リースリング、ミュスカ、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ種)に限定され、手摘みが義務付けられています。ぶどう果汁の最低糖分含有量が定められていて、ゲヴュルツトラミネール、ミュスカは1Lあたり306g。リースリングとピノ・グリは1Lあたり276g。

アルザスのテロワールと気候

アルザス地方ぶどう畑

豊かな土壌

アルザス地方は、南北に190kmと細長い形をしており、その土地土地にあった作物が生産されています。主に、広大なアルザス平原ではとうもろこしが、北アルザスではビールのホップやキャベツが、南アルザスのヴォージュ山脈の麓ではぶどうが栽培されています。

ぶどう畑

アルザスは、生産面積約15,600ha、年間生産量約115万ヘクトリットルと、フランスでは小さな産地ながら、おいしいぶどうが作られる土地です。アルザスの51を数えるグラン・クリュ(特級畑)は、そのほとんどがヴォージュ山脈の麓の部分にあり、西側のヴォージュ山脈が偏西風を遮る乾燥した半大陸性の気候となっています。 豊かな土壌、フランスで最も少ない降雨量など、アルザス固有の恵まれた環境で、ぶどうがゆっくり時間をかけて熟すことができるのです。


ヴォージュ山脈の麓地域の土地は大きく3種類に分けられます。

  1. 最も標高が高く急勾配で、水はけの良い花崗岩と砂の混じった酸性土壌
  2. 200-300mの標高にある、水はけの良い石灰岩又は泥灰土の丘。アルザスワイン生産の中心エリア。
  3. 川の石、砂、砂利の堆積台地。

アルザスビール

アルザス陶器

アルザスビールの歴史

6000年前、エジプト人によって作り出され、ケルト人(ガリア人)によって持ち込まれ、9世紀以降修道僧によって広まったとされるビール。フランスアルザスでも、中世時代、フランス革命を通して、人気を博しました。
フランス革命後、醸造所は、プロテスタント教徒の家庭に一気に広まりましたが、普仏戦争、第一次大戦、第二次大戦期に、変動期を迎えます。19世紀初頭には、250を数えたブラッスリーも、20世紀には、大量生産化が進み、統合を重ね、6つのブランドがフランス生産の6割を支えました。近年では、小さなブラッスリーが復活してきています。アルザスビールの今後に乞うご期待!


アルザスビール6大ブランドは以下のとおり。

  • - フィッシェール(Fischer、ハイネケングループ)
  • - ハイネケン(Heineken、ハイネケングループ)
  • - カールスブロイ(Karlsbrau、ドイツのカールスバーググループ)
  • - クローネンブルグ(Kronenbourg、デンマークのカールスバーググループ)
  • - メテオール(Meteor、アルザスのオッシュフェルデンの会社)
  • - シュッツェンベルジェ(Schutzenberger、アルザスのシルティグハイムの会社)

アルザスビールの秘密

アルザスには、ビールを生むための、5つの大切な要素が揃っています。

  • - ヴォージュ山脈の湧水
  • - 麦芽のもととなる、アルザス沖積平野でとれる大麦
  • - ビールに香りをつけるホップ
  • - 砂糖をアルコールに変える酵母
  • - アルザスの職人たちのノウハウ
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