1626年にリクヴィル村で栽培を始めたトリンバック家が、現在のリボヴィレ村に移り、ワイン醸造業者としての名声を博すようになったのは19世紀末。フレデリック・エミール・トリンバックの時代になってからです。彼は1898年、ブリュッセルで行われた国際品評会にワインを出品し、最高位の賞を受けました。今日なお、フレデリック・エミールのイニシャルが社名に冠されているのは、そのような理由からです。また、フレデリック・エミールの名前は同社上級レベルのワインにも用いられ、リースリング・キュヴェ・フレデリック・エミールとなっています。その名があまりにも知られたため、現在グラン・クリュ指定を受けた畑からとれるぶどうから作られるワインも畑の名前ではなく、彼の名前が使われています。

全耕作面積の半分をリースリングで占め、ストレートで上品なリースリング造りに全力を注ぎます。F. E. トリンバック社は、リボーヴィレ周辺に自社畑を所有する他、近隣の優秀な栽培農家からブドウを購入しつつ、年間8万ケースのワインを造っています。

1610年、アルザスに入植しぶどう栽培をはじめたブランク家は、1975年にアルザス・グラン・クリュ第一号を獲得します。ブランク家では「テロワールの持つ力を最大限に引き出すこと」を家訓とし、これを忠実に守ってワイン造りが行われています。
全耕作面積の30%を占める5つのグラン・クリュを含む36ヘクタールの畑を所有します。花崗岩質主体で地表から粘土質、砂地、貝殻がたまった石灰質、海草が分解した泥土の四層と複雑な南向きのシュロスベルグの畑ではリースリング種が、隣のフルシュテンタムの畑は泥灰質、砂岩石灰岩の比率が高く、ゲヴュルツトラミネール種とピノ・グリ種が栽培されています。年間生産量は22万本です。
1989年以来、化学肥料,除草剤類は一切使用していません。

香り高く、深くて上品な当社のワインは、長期間保存できる白ワインです。リースリング・グランクリュ・シュロスベルグは、航空会社エール・フランスのビジネス及びファーストクラスで出されています。

オーケーニグスブール城の麓、ワイン街道の真っ只中に位置する耕作面積12ha、オルシュヴィレのアリマン・ローネール。
しっかりした構成で、酸味があるのにきつすぎない絶妙のリースリングと、発泡ワインにはめずらしく、そのリースリングを加え、すっきりとした爽やかなクレマン・ダルザスは、このワイナリーでしか見つけられません！酸味の強いワインがお好きな方、新しい味わいの発泡ワインをお探しの方必見です。