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生活と文化


生活あれこれ ラ・ヴィ アルザス

フランス・アルザス社会の質問

妊娠7~9ヶ月

妊娠後期の体調変化

体重が一気に増えて、お腹が一気に膨らむ、妊娠後期3ヶ月。動くのも寝るのも一苦労で、特に最後の1ヶ月は、子宮収縮や恥骨に痛みを伴うようになります。
お腹を圧迫しないよう、妊婦用の下着や服は不可欠。妊娠線(vergeture)予防も継続して忘れずに。生後すぐ必要になる子供服、ベビーキッズ等もこの頃には買い揃えましょう。(リストは下記。)
フランスでは、妊娠後期の妊婦の体重は週に平均500gずつ増え、最終的には、妊娠前の11kg~15kg増加するといわれています。(日本だと平均8~10kg。)
豆類やジャガイモ等でんぷん質の食品(feculent)を多く取り、極端に甘いものやしょっぱいものは避けるようにしましょう。

乳幼児を預ける場所の手配(les modes de garde)

出産後仕事を続けたい場合、産休に入った頃から(都市だと1年前頃から)、産休後に乳幼児を預ける場所を考えなければならない。集団託児所の数は未だ限られているが、フランスにはその他の選択肢が様々あるので、早いうちから情報を集めて、計画的に育児を考えたい。

集団託児所(la crèche collective)
フルタイムで子供の面倒を見てくれる公立又は私立の託児所。主に共働きで仕事を持っている親又は求職中の親が対象で、子供は2ヶ月~3歳児までさまざま。収入によって料金が変わるが、比較的安い。

家庭型託児所(la crèche familiale)
幼稚園の養護資格を持つ人が集まり自宅で子供を預かる家庭託児所。料金体系は、集団託児所と一緒。

一時託児所(la halte-garderie)
毎日ではなく時々預けられる一時託児所。正当な理由があれば母親の職の有無に関わらず預かってもらうことが可能。0歳児から就学前の子供まで預けられる。

認定保育ママ(les assistantes maternelles)
一定の要件を備えた者が県政府へ登録し、在宅で保育サービスを提供する。保育ママは、親と雇用契約を結び、その親の家かもしくは自分の家で子供の世話をする。利用する親は、保育ママの賃金、社会保険料を負担する。

ベビーシッター(la/le baby-sitter)
18歳以上の学生が中心で、自宅で、子供の入浴、食事、学習等を任せる。

個別保育者(la garde à domicile)
個別保育者による在宅保育サービス。上記に比べ、高額で、同年齢の子供と集まれる機会も少なくなる。

32週目のエコグラフィー

法律で指定される3回のエコグラフィーのうち、最後の(出産直前の)エコグラフィー。胎児の位置、発育状況、羊水の量、胎盤の位置や厚さ等をしっかり調べます。
赤ちゃんは大抵の場合、生まれる体勢(頭が下の状態)になっていますが、この後に変わる可能性もあります。運がよければ、顔が見れます。
妊娠8ヶ月目の胎児の平均体重は2.4kg、平均身長は45cm。

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