アルザス地方出身の有名人・著名人
ウィリアム・ワイラー(William Wyler)(1902-1981)
- ミュールーズ出身の映画監督。アカデミー監督賞を3回受賞、ハリウッド黄金期に活躍した名監督として「巨匠の中の巨匠」と呼ばれる。
- 「嵐が丘」、「ローマの休日」、「ベン・ハー」など有名作品を世に送り出している。
フレデリック・オーギュスト・バルトルディ(Frédéric Auguste Bartholdi)(1834-1904)
コルマール生まれの建築家。
代表作
- 自由の女神像:1886年にアメリカ独立戦争を記念にアメリカ政府に寄贈。女神の顔は彼の母親をモデルにしていると言われている。
- ウェルキンゲトリクス像:フランス伝承の英雄の銅像。クレルモン・フェラン広場に置かれている。
- テロー広場の噴水:リヨン歴史地区にあるテロー広場の彫刻の噴水
- ベルフォールのライオン像:1870年ドイツとの戦いで壮絶な抵抗をした町のシンボルとして創設。
アルベール・シュヴァイツァー(Albert Schweitzer)(1875-1965)
カイゼルスベルグ
生まれの神学者・哲学者・医者・オルガン奏者・音楽学者。
フランス実存主義の哲学者サルトルの親戚。
主な経歴
- 7歳からピアノ、14歳からパイプオルガンを習う。(後にバッハの音楽研究を行う。)
- ストラスブール大学で、神学博士・哲学博士を取得する。
- 38歳で医学博士を取得。アフリカのガボンで医療活動を行い、「生命への畏敬」という概念にたどり着く。
- 第一次・第二次世界大戦の狭間で、ヨーロッパでのパイプオルガンの演奏活動とアフリカでの医療活動を熱心に行う。
- 第二次世界大戦後、核問題を中心に反戦運動を展開。1953年にノーベル平和賞を受賞する。
ジャン・マリー・レーン(Jean-Marie Lehn)(1939-)
ロスハイム生まれの有機化学者、超分子化学者。
主な経歴
- ストラスブール大学を卒業。後に同大学教授となる。
- クリプタンドの発見など、超分子化学に大きな業績を残したため、1987年ノーベル化学賞を受賞。
ピエール・エルメ(Pierre Hermé)(1961-)
コルマール生まれのパティシエ、ショコラティエ。
主な経歴
- 14歳のときガストン・ルノートルの元で修行を始める。
- 24歳で、フォションのシェフ・パティシエとなり、芸術の頂点を目指した。独自の「オート・パティスリー」の伝授ゆえに、「パティスリー界のピカソ」といわれる。
- 1996年末にフォションを去り、ラデュレの副社長となる。
- 1998年、東京ホテルニューオータニにてピエール・エルメ・パリ一号店をオープン。
エーベルラン家(Haeberlin)
イローゼン(Illhaeusern)村生まれ。名古屋と東京にも支店を持つミシュラン3つ星レストラン『オーベルジュ・ド・リル』の創業者であり、経営者。
1967年以降40年以上にわたり、ミシュラン最高峰の3つ星を守り続けている。
セバスチャン・ローブ(Sébastien Loeb)
アグノー生まれ、シトロエン所属のラリードライバー。
FIA主催の世界ラリー選手権(WRC)において、前人未到のWRC8連覇、通算67勝という金字塔を打ち立てており、現在も更新中
アーセン・ベンゲル OBE(Arsène Wenger OBE)(1949-)
ストラスブール生まれ、イングランド・プレミアリーグのアーセナルFC監督。
ASカンヌ、ASナンシー、ASモナコ、名古屋グランパスエイトの監督を経て、1996年以降はアーセナルFCの監督。
フランスリーグ、フランスカップ、天皇杯、FAプレミアリーグ、FAカップなどで自身のチームを優勝に何度も導いた。
マルセル・マルソー(Marcel Marceau)(1923-2007)
ストラスブール生まれのパントマイム・アーティスト。
パントマイムにおける第一人者で、「パントマイムの神様」「沈黙の詩人」と呼ばれた。
ティエリー・ミュグレー(Thierry Mugler)(1948-)
ストラスブール生まれのファッションデザイナー、カメラマン。
華やかでインパクトの強い衣装や香水が人気。