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リスト・ド・マリアージュ Liste de mariage

お祝儀・結婚祝い品について

フランスには、決まったお祝儀の文化がありません。結婚式会場で受付係がお祝儀や会費を計算する光景は見られません。
お祝儀の代わりに、当日プレゼントを持って行ったり、あらかじめ結婚祝い品目録から贈る品を決めたりします。

主なお祝い品

  1. お金を包む
    日本のようにお金を贈る文化は多くありません。
    結婚するカップルとの親しさ、経済状況によって金額は変わるようです。 決まった金額はなく、50ユーロ~1000ユーロまでさまざま。
    最近は、新婚旅行費用に使用することを最初から招待客に伝えて、集めるカップルも多くなりました。

  2. プレゼント(花や日用品)を贈る
    花は、花屋で『結婚式用』に選んで作ってもらえます。
    コーヒーメーカーや食器など新婚夫婦に必要そうな日用品を贈ったりします。

  3. 結婚祝い品目録 (リスト ド マリアージュ Liste de mariage)
    2の方法でプレゼントの内容がかぶってしまうこと(コーヒーメーカーを3つもらう等)を避けるため、この方法を利用するカップルがいます。

    主な手順は、以下のようになります。
    あらかじめ、新婚夫婦が、専門店で欲しい物(日用品、家具~海外旅行まで)を挙げ、リストを作る。

    結婚式前後(当日ではない)に、招待客がプレゼントしたい物をリスト(オンライン/指定されたお店)から選び相当額のお金を払う。

    後日新婚夫婦の手元に、そのプレゼントが配達される。

    金額・品はさまざまで、リストに載っているものは、全て新婚夫婦が選んだ物なので、二人の希望に沿ったものが必ず贈れます。結婚式当日に荷物が多くならないというメリットもあります。
    大抵のカップルが、さまざまな金額の品をリストに載せている(10ユーロ代~)ので、自分の贈りたい金額の品を選べます。(組み合わせも可能)
    他の招待客が贈った物は、リストから削除されていくので、品がかぶることはありません。
    最近では、インターネット上で、贈り物の選択、購入ができるようになりました。
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