フランスの託児所・保育園・保育ママ(crèche/assistante maternelle)
乳幼児を預ける場所を探す
フランスでは、出産後仕事を続けたい場合、安定期に入った妊娠5ヶ月目頃には、産休後に乳幼児を預ける場所を探し始めます。
集団託児所の数は未だ限られていますが、フランスにはその他の選択肢が様々あるので、早いうちから情報を集めて、計画的に育児を考えたいものです。
- - 集団託児所(la crèche collective)
フルタイムで子供の面倒を見てくれる公立又は私立の託児所。主に共働きで仕事を持っている親又は求職中の親が対象で、子供は2ヶ月~3歳児までさまざま。収入によって料金が変わります。
- - 両親参加型託児所(la crèche parentale)
主な条件・料金体系は、集団託児所と一緒。資格を持つスタッフの他に、子供たちの両親が構成する組織で、親が子供の世話や託児所の経営を手伝う仕事も担います。親の負担は大きいですが、子供がどのように1日過ごしているのかわかり、集団託児所よりも透明度は高くなります。 - - 家庭型託児所(la crèche familiale)
幼稚園の養護資格を持つ人が自宅で子供を預かる家庭託児所。集団活動に参加します。料金体系は、集団託児所と一緒。 - - 子供の庭(le jardin d'enfants)
2歳~6歳まで(公立は4歳まで)の子供を預かる公立又は私立の施設。1日、半日、時々と選べます。託児所より施設が大きく、大きい子供向けに幼稚園と同じようにカリキュラムが組まれます。小学校入学まで、幼稚園ではなく、当施設に残ることを選ぶ家族も多くいます。 - - 一時託児所(la halte-garderie)
毎日ではなく時々預けられる一時託児所。終日ではなく、半日から選ぶことになります。正当な理由があれば母親の職の有無に関わらず預かってもらうことが可能。0歳児から就学前の子供まで預けられます。 -
- 認定保育ママ(les assistantes maternelles)
一定の要件を備えた者が県政府へ登録し、在宅で保育サービスを提供します。保育ママは、親と雇用契約を結び、その親の家かもしくは自分の家で子供の世話をします。利用する親は、保育ママの賃金、社会保険料を負担しなければなりませんが、国による補助を受けられます。 - - ベビーシッター(la/le baby-sitter)
18歳以上の学生が中心で、自宅で、子供の入浴、食事、学習等を任せます。賃金・条件等は、当事者間の話し合いによります。
ストラスブールの託児所・保育園・保育ママの情報一覧
トラムの駅、エトワール広場(Place de l'Etoile)の
すぐ近くにあるストラスブール都市共同体(Strasbourg.eu&Communauté urbaine)の幼児課(petite enfance)に行きましょう。
ストラスブール市内全ての託児所情報、保育ママの管理局情報が載ったガイドブックを受け取ることができます。
Adress: 1 parc de l'Etoile 67076 Strasbourg
Tel: +33 (0)3 88 60 90 90
ガイドブックPDFのダウンロードはこちら
登録必要書類
最初は、各託児所の人事担当者と連絡をとり、面談を取り付けます。
登録に必要な書類は、各託児所に確認しましょう。
以下は例になります。
- - 家族手帳(livret de famille)
- - 賃貸契約書又は固定資産税納付書(bail de location ou un acte de la taxe d'habitation)
- - 最近の電気かガスの領収書(facture récente d'électricité ou de gaz)
- - 所得税確定通知のコピー(copie du dernier avis d'imposition)
- - 予防接種済み記載ページのコピー(photocopie des vaccins de l'enfant)
- - 子供の集団行動に対する、係りつけ医師による同意(attestation d'aptitude de l'enfant à vivre en collectivité délivrée par le médecin traitant)