フランスの所得税と住民税について
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フランスの税制に関するリンクです。
フランスの所得税について
フランスの所得税(impôt sur le revenu)は、春に前年の収入を申告し、夏に税金額の通知が来て、秋に支払うという流れになっています。個人所得税は、課税所得に応じ累進課税方式で5段階に分かれます(一般税法典CGI 第197条)。さらに、25万ユーロを超える高額所得者に対しては、特別課税(contribution exceptionnelle)が課せられます。
課税所得に対する所得税の税率(2017年現在)
- 9,710ユーロ以下:非課税
- 9,710~26,818ユーロ:14%
- 26,818~71,898ユーロ:30%
- 71,898~152,260ユーロ:41%
- 152,260ユーロ超~:45%
フランスの住民税について
住民税(Taxe d’habitation)とは、家主、賃借人を問わず課せられる税金です。原則として、1月1日に実際に住んでいた地域で計算されます。(年度の途中で引っ越した場合は、その年の1月1日に居住していた場所の地方税を払うことになります。)税額は広さ、階、居住区の状況等の諸要件を考慮して定めた評価額を基礎数値として算定されます。通常は、初年度の夏に調書が送られてきて、その提出後、秋にその年の住民税の請求書が送られてきます。2年目からは、請求書のみが送られてきます。大体所得税の申告時期と同時期です。(参考:Paris et toi)