フランスの水道代と電気代って安いの?
フランスの水道代
フランスの水道代は、年々上昇しているようです。原因は色々とあるようですが、主に気候の不安定による水不足や水害、または水汚染の問題などです。
- 1m3の使用料金(一般家庭平均:2012年6月現在 1ユーロ=100円で計算)
- - フランス:3.2ユーロ
- - 日本:1.28ユーロ
上記のように日本の水道料金とを比較すると、約3倍もの差があることに気づきます。
フランスのアパートでは、水道代はチャージ料に組み込まれているため、あまり注意が行かない部分でもあります。
フランスの電気代
フランスは、食洗機や乾燥機の使用度も高いですが、電気代はどうなっているでしょう。 日本の電気代と比較してみました。
- 1KWhの電気使用量(2012年6月現在 1ユーロ=100円で計算)
- - フランス:9.16サンチーム(昼間)、5.67サンチーム(夜間)
(Tarif bleu offre de prix réglementaireより) - - 日本:28サンチーム(昼間)、9サンチーム(夜間)
(東京電力:おトクなナイト8プランより)
昼間の使用量に関しては、3倍もの差がありました。
フランス人は、電気代の安さにも関わらず、ろうそく等の灯りを好んだり、部屋中を明るくするよりも、部分的な照明を好む傾向にありますね。
フランスの電気代の支払い方法は、主に口座引き落としで、一ヶ月に一度、もしくは二ヶ月に一度の請求を選ぶことができます。電気会社の人が定期的に検針に来ます。
またアルザスは寒い地域のため、秋から初春まで暖房を入れることが多いです。
電気使用の暖房になると、この間の電気代はビックリするほど跳ね上がります。
余談ですが、フランスには、大きい貯水タンクのあるアパートが多く見受けられます。
これは、夜間電力を使ってタンクの水を沸かして、お湯を出す仕組みです。そのため、タンクのお湯がなくなると、水しかでてきません。
安い深夜電力で沸かし、無くなればお湯がでないので、ジャージャー無駄に使うこともない。フランス流の倹約術、とも言えるのでしょうか。