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生活と文化

生活あれこれ ラ・ヴィ アルザス

フランス・アルザス社会の質問

中学校

学年のしくみと授業内容

フランスの中学校は、学区内のいくつかの小学校が集まるので、規模が大きくなります。入学手続きは、今まで同様に市への登録を行います。日本と違い、中学校は4年制のシステムで、各学年の呼び方は日本と異なり、学年が上がるごとに数字が小さくなります。下記が、呼び方とそれぞれの大まかな授業内容です。

時間割と登下校

小学校までは、登下校に保護者の付き添いが義務付けられていますが、中学校に入ると自由登校です。
また、中学校も義務教育ですので、小学校同様に安易に欠席をすることはできません。そして、中学校からは水曜の午前中も授業が入ります。
1日の流れは、午前4時間の授業、昼食(1時間半)、午後2時間から3時間の授業です。それぞれの時間割によって登下校の時間が異なります。昼食は、給食もしくは自宅でとります。

行事や特殊授業

行事としては、林間学校、スキー旅行、ホームステイ、学校祭などの活動が行われます。

中学卒業後の進路についての指導が始まる3 èmeでは、職業体験制度があります。将来就きたい仕事や興味のある仕事の受け入れ先を、本人または家族が探します。ここで1週間の研修を行って、社会勉強をするのです。もちろん授業の一環なので、無報酬です。ドイツやスペインなどへの海外旅行に出かけるのもこの学年です。

卒業試験

最も大事なものが学年末に行われる中学卒業試験(Diplôme national du brevet)です。3 èmeの年間成績と試験の結果が20点中12点以上であれば合格です。この試験に合格すれば、国家資格の中等教育国家資格証明書を交付され、中学卒業となります。この卒業試験の合格率は85パーセント程で、留年する生徒も毎年でています。

卒業後の進路選択

卒業後の進路選択には、大学入学を目指すための「普通教育課程高校(Lysée général)」、工業の専門的な知識を身につける「工業高校Lysée technologie」、職人的な専門知識を身につける「職業高校Lysée professionnel」があります。フランスの義務教育は16歳までなので、年齢によっては、中学卒業後、すぐに仕事に就く生徒もいます。

私立中学

私立中学校では、基本的に小中高の一環教育になるため、エスカレーター式で上がってきます。授業内容は上記の公立中学校のそれと同じです。

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